エクスプローラーI Ref.6610

EXPLORER I Ref.6610

エクスプローラーI Ref.6610

ケース素材: ステンレススチール
ブレス素材: ステンレススチール
ブレスタイプ: オイスターブレス
ベゼル スムースベゼル
風防: プラスチック
ケース径: 36mm
ケース厚: 12mm
防水: 50m
ムーブメント: 自動巻き クロノメーター
キャリバー: Cal.1030
振動数: 18,000振動/時
パワーリザーブ: 不明
製造期間: 1955年~1958年

 

クロノメーター仕様で世界初の両方向回転巻き上げムーブメントCal.1030(テンサーティとも呼ばれる)を搭載したRef.6610は、デザイン面でも短針がベンツ針に変更されエクスプローラーの原点と言われる。また、このRef.6610においてもエクスプローラー I の初代モデル説がある。

丸みを帯びたプラスチックのドーム風防にゴールドカラーの表記とミニッツサークルが特徴的で、後のRef.1016の初期にも引き継がれたディテールである。
前モデルのRef.6350ではほぼ正三角形であった12時位置のインデックスが、少し縦長の鋭角二等辺三角形に改められる等、より現代的なデザインに進化した。また、ミラーダイヤルの艶感が無くブラウン調に退色した通称『トロピカルダイヤル』も存在する。加えて、リューズに王冠マークの下に+マークが入るのも特徴である。

ムーブメントにおいても躍進を遂げている。それまでのモデルは、全回転ローターに一方向巻上げのムーブメントであったが、搭載されたCal.1030は全方向巻上げとなりゼンマイの巻き上げ効率が格段に向上した。同時にセミバブルだったバックケースがフラットになり厚みが解消された。

 

前モデル(Ref.6150)からの主な変更点

ムーブメント: Cal.A296からCal.1030に変更。
 
ケース: 泡のように膨らんだバブルバック系の裏ブタから、初めてフラットバックに変更。
 
ダイヤル: 外周にゴールド色のサークルラインが入り、インデックス部分もゴールド色を採用。また文字盤はツヤのあるエナメル調になった。
 
針: 時針はベンツ針に変更。

 

Ref.6610の主なマイナーチェンジ

発売当初、ダイヤルにクロノメーター表記が無いタイプが存在するが、後継機モデルRef.1016へとモデルチェンジする数年間は、表記が入っている。
初期型には、秒針のドットが大きい通称『ビッグドット』が存在する。







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