ミラーダイヤル

Gilt Dial

ミラーダイヤル

ミラーダイヤルとは、1967年位までの製造モデルに存在した艶のある文字盤のこと。鏡のように輝きがあることから名付けられたものであることが想像出来る。
文字盤の艶以外の特徴としては、文字盤に記載されたロゴ等が、ゴールドでペイントされている点である。(マット調の文字盤は、ホワイトでペイントされている。)
材質上ミラーダイヤルは経年変化によるクラック(ひび割れ)が入りやすく、当時の艶が殆ど残っていない物も多い。コレクターの間ではクラックが入っている状態が本物のミラーである一つの証拠と考えられている。
尚、このクラックに関しては、塗料がラッカー系かニス系かによる違いではないかという説もある。1950年代半ばから1950年代後半にかけて使用された比較的塗りの薄いラッカー系には、クラックが入ったものが多く見られるが、1950年代後半から1960年代半ばに使用された塗りが厚いニス系には少ないことが確認されている。
更に、ミラーダイヤルの外周部に沿う形で円を描くようにラインの入ったサークルミラーとサークルがない通常のミラーが存在し、サークルミラーのタイプはその生産が1963年位までであると推測される。数年前からミラーダイヤルに対する人気は高く、ミラーかノーマルダイヤルか、更にはサークルミラーか通常のミラーかといったダイヤルの違いによる価格差は大きい。

 








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1件の返信スレッドを表示中
    • #12043
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      パトリッツィ

      ミラーダイヤルの製造方法は諸説あり、実際のところは「分からない」というのが市場の見解みたいです。
      ペイントという表現については雑誌などでも見られますが、個人的には便宜上の表現という認識でいます。
      仕上げのコーティングについては、Ken Takakuraさんのご指摘の通りですね!
      最近、ミラーダイヤルの解説動画を見ましたが、これが2021年の見解かな~と思っています。
      https://www.youtube.com/watch?v=3rGGsLgqW_s
      ヴィンテージロレックスは調べれば調べるほど深い沼ですね!そこが楽しいんですが!!

    • #12042

      Ken Takakura

      いつも勉強させていただいております。二点確認させてください。

      1. 「文字盤に記載されたロゴ等が、ゴールドでペイントされている」とありますが、gilt文字盤の王冠マークは、地金の色が出ているので、ペイントでは無いと聞いたのですがいかがでしょうか?
      2. 「1950年代半ばから1950年代後半にかけて使用された比較的塗りの薄いラッカー系」との事ですが、仕上げのコーティングは、50年代がニス系で、60年代がラッカー系ではなかったでしょうか?

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